バスの乗り方教室(高齢者向け) in 玄洋公民館
7月12日(火)に下関市彦島の玄洋公民館で、サンデン交通(株)、中国運輸局、下関警察署が協力して「高齢者向けのバスの乗り方教室」が開催されました。
今回は地元老人会である「西山ひまわり会」、およそ60名の皆様が対象です。
当日は、あいにくの雨模様でしたが、屋外で行うバスの乗車体験時には、奇跡的に晴れ間が見えるという天候に恵まれた開催となりました。
<交通安全の啓発>
会場は、予想以上に集まっていただいたため、満員御礼で椅子を追加で用意するほどでした。
最初に下関警察署と交通安全協会の方から、交通安全の啓発に関する講義がありました。。
山口県内での、高齢者が巻き込まれた事故の件数や、交通安全のポイントなどが、分かりやすくお話しがありました。
また、夜道を歩くときなどに使用する反射材付きのたすきを使った、簡単なエクササイズの指導もありました。
ちなみに、
交通安全のポイントは「あ・じ・の・ひ・ら・き」だそうです。(あじの干物ではないですよ・・・^_^;)
<バスの乗り方教室>
続いて、バスの乗り方教室の本編です。
中国運輸局の方から、最近は高齢者による交通事故が増加傾向にあるので、山口県の高齢者の外出傾向や自動車利用状況などを説明し、公共交通を安全に利用いただくためのお話がありました。
特に、バスの発進時や停車時の事故が多く、被害にあわれる方の8割が女性の高齢者だそうです。
こうしたことから、バスでは、「
積極的に椅子に座る」ことや、「
バス停でバスが止まるまでは絶対に席を立たない」ことなど、安全に気を付けた乗り方をするよう、お願いがありました。
最後は、バスに試乗しての体験です。
実際に、バスが急ブレーキを踏んだ時に、どの程度の衝撃がかかるものなのかの体験です。
サンデン交通の方からは、最後部の中央席は前に何もないため、万一のとき支えるものがなく、高齢者の方にはお勧めできないことや、バスの時間を気にせずゆっくり乗降することなど、バスを安全で快適に利用していただくためのお話がありました。
以上で、今回のバスの乗り方教室は終了しました。
ちなみに当日は、テレビ取材もあり、インタビューを受ける方もいらっしゃいました。
みんなが利用したくなる生活交通推進会議では、公共交通教室を通して、少しでも多くの方に公共交通を安全・快適に利用していただけるよう引き続き公共交通機関の普及啓発に努めてまいります!